米国カイロ大学出身の経験豊富な米国州政府公認カイロプラクターが施術
ケアカイロプラクティック
東京都練馬区栄町17-3 B1-3 新桜台駅3分、桜台駅7分、江古田駅6分
左肘の外側が痛くなったのは2ヶ月ほど前からで、繰り返し書類の入った段ボールを運んだ後からだと話していました。以前にはこのような痛みを感じたことはなく、ほっておいてもなかなか痛みが軽減せず、最近はひどくなってきた為に来院しました。
左肘の視診では腫れや発赤などは認められず、肘の左右差はほぼ認められませんでした。左肘の可動域は正常範囲内で特に可動域の制限や過剰はありませんでした。肘の外側の一番出っ張った部分を少し強めに押すとかなりの疼痛があり、飛び上がるほど痛がりました。左肘を伸ばしたまま手首を手の甲側に曲げて力を入れると左肘の外側に痛みを感じるを訴えていました。これらの結果から俗に言われる、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)ではないかと推測されます。
治療は頚椎、上肢帯(肩関節、肩甲骨、鎖骨などを含む複合体)、肘関節、手関節のアンバランスの調整とカラー治療を行いました。反応したカラーは筋拘縮、深部痛、腱、潜在性ウィルスなどのカラーが反応して、それぞれの患部の反応点や代表領域などに貼付していきました。治療後、ペインスケールで力を入れた時の痛みが8から4に半減しました。2回目以降は基本的に同じ治療と反応したカラーを貼り足しをしたり貼り替えをを行いました。合計5回の治療で力を入れた時の痛みと圧痛は完全に消失しました。
この患者さんは以前は営業の仕事を30年以上勤務していて、主に事務仕事を中心に行っていました。半年ほど前に早期退職をされて3ヶ月前に現在の会社に転職されて書類整理の仕事に就きました。予想していたよりも肉体労働が多く10kg近くある書類の入った段ボールを1日何個も運ばなければなりませんでした。これが原因で肘周りの筋肉、腱、靭帯にオーバーユースを引き起こし肘の痛みを発症したのだと考えられます。治療中もこの仕事を続けなければならず、肘の十分なケアや休息を取ることができず治療期間が長引いてしまいました。肘の痛みはしっかりとしたケアをしないと痛みが何ヶ月も長期化することが多いので休養をとったりセルフケアが出来ると早期回復につながります。標準医療では肘の痛みの場合、肘関節周辺の軟部組織の治療を中心に行います。例えば、超音波や干渉波などの物理療法、NSAIDsや湿布などの薬物療法。当院は肘周辺だけではなく手首や首肩周りの障害が肘痛に影響すると考えているのでより自由度の高い効果的な治療を受けられます。
4ヶ月前から右肩の痛みを感じるようになり徐々に上げづらさを感じるようになってきました。最近では高いものを取る時下着を着る時に特に辛くなっており、そろそろ限界を感じたので来院されました。
右肩関節の可動域は全体的に低下しており、特に能動的外転は90度までしか挙上出来ず、疼痛も伴いました。受動的外転でも90度までしか挙上出来ず、痛みも伴いました。その他肩関節外旋の可動域も左と比較してかなり減少していました。肩関節周囲の筋力は問題ありませんでしたが、痛みのために正確な検査はできませんでした。これらの結果から典型的な四十肩(凍結肩)ではないかと考えられました。
治療はこれまでの経験で四十肩にはカラー治療が非侵襲的で一番効果が出ていたために、この治療を行いました。四十肩は肩関節の問題だけではなく、肩甲骨や鎖骨との連動、頸部や腕の筋肉との関係もあるのでこれらを総合的にパワーテストを行って様々な種類のカラー(色彩布)を選択して患部やツボに添付していきました。一回の治療で痛みは少し残りましたが、右肩関節の外転は90度から120度以上まで回復しました。2日目の来院時に痛みもかなり減少していて、4回の治療でほぼ回復しました。
四十肩、五十肩は原因不明で、肩関節周囲炎とかFrozen Shoulderと言われています。病院や整骨院の標準医療だと痛み止めの薬と肩関節周囲のマッサージ、エクササイズなどを行い早くて3〜4ヶ月、長いと一年以上治療期間が必要です。今回の女性の患者さんの場合、まだ30代と若い事もあり症状も比較的軽かったので、石灰沈着などの可能性が低く回復が期待よりも早かったのではないかと推測されます。
半年前から始まった右首肩、肩甲骨周りの痛みと右腕から人差し指にかけての痺れを訴えて来院されました。
特に原因は覚えていないということでした。
症状が徐々に悪化してきたため整形外科を受診し頚椎症と診断され、痛み止めの薬と牽引の治療を行っていましたが、痛みと痺れの症状の改善が見られなかったために来院されました。
仕事で長時間書類を作成するためにタイピングをしていると不快な痺れが右肩甲骨の後ろから右上腕後面のに感じ、ひどくなると人差し指まで感じるとのことでした。
男性はガッチリとした筋肉質の体型でしたが、やや猫背気味で両肩が少し丸まっている姿勢でした。頚部の可動域には大きな問題はなく首を動かした時に腕や手に痛みや痺れを感じることはありませんでした。整形外科学検査では特に異常は認められませんでしたが、右肩甲骨周りの筋肉を触診すると多数の圧痛点があり、あるポイントを押圧すると右前腕後面まで痛みを感じるということでした。これらの結果から、この男性の右腕の痺れは主に右肩甲骨周辺のローテーターカフと呼ばれる筋肉の機能異常によって引き起こされていたと考えられました。
施術は背骨のアンバランスとローテーターカフの機能異常に対する調整を行い一回の施術で右腕の痺れは来院時の半分以下に改善されました。普段の姿勢が肩甲骨周辺の筋肉に負担をかけていたため、姿勢を改善していただくエクササイズをして頂いたため3回目の来院時には痺れも痛みも感じなくなるまで改善しました。
首の痛みと腕から手にかけての痺れは、ローテーターカフの機能障害によって引き起こされていましたが、この原因はおそらく不良姿勢が長期間続けられたために起きてしまったと考えられます。猫背になると肩甲骨が外側に開いてしまい、特にキーボードでタイピングをする時にローテーターカフに負担をかけて今回の症状を引き起こしたのでしょう。今回のケースのような腕の痺れを伴う障害の原因は多種多様あるので、同じような症状をお持ちの方はご相談ください。
一昨日から始まった右首から背中にかけての痛みと右肩の痛みを訴えて来院されました。3日前に野球をして、次の日の朝に首が痛みで動かせなくなり、痛みが続いたために来院されました。この男性は3日前の試合でピッチャーを務めており一試合で60球ほど投げたそうですが、以前から投球中にしばしばビリッとした痛みと、試合後にズーンとする疼痛を右肩に感じていました。
検査では、頚部の可動域は全体的に減少していて特に右側に回転すると痛みが首から背中にかけて広がりました。右肩関節の可動域の減少は認められなかってのですが、外転の最後の位置で肩に痛みを感じ、さらに肩周りの三角筋と呼ばれる筋肉の機能低下がありました。触診では三角筋に数カ所、肩鎖関節付近に圧痛点が認められました。この結果から頚部と肩鎖関節の機能障害が疑われました。
1回目の施術は頚部と胸背部の脊柱と肩鎖関節の機能障害を取り除くことと、三角筋の機能を回復させることを中心に施術を行いました。施術後、頚部の痛みは少し残りましたが、可動域はかなり回復しました。肩の痛みは大幅に改善され、三角筋の機能低下もなくなりました。頸部に関しては計3回の施術で可動域が完全に回復し、痛みも消失しました。
この男性は、草野球でピッチャーをしていて月に数試合は投げていて、慢性的に肩の不調はあったということでした。肩関節は一つの関節だけではなく四つの関節によって機能する複合関節になっています。今回はその中の一つである肩鎖関節の機能不全によって頸部や肩の筋肉にも影響を与えて痛みを引き起こしたと考えられます。肩鎖関節は可動性の亢進を引き起こしやすいため、ある程度の期間、サポーターで動きすぎないように固定し、その後再発防止のために機能低下を起こしていた肩の筋肉の強化エクササイズをしていただくことが早期回復すると言われています。今回のケースのように首肩の痛みは、単に筋肉の疲労や挫傷で起こるだけでなく、肩の関節が原因で引き起こすこともありうるので、似たような症状でお困りの方は一度相談ください。